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豊浜ちょうさ祭の歴史
全国各地で開催される祭のなかでも華麗さときらびやかさで、人々の心を大きく魅了するちょうさ祭。五穀豊穣や豊魚などを祈願した平穏を感謝する、昔ながらの神事としてまた、季節を彩る勇壮な風物詩として古人の熱い想いをそのままに受け継ぎ自由に久方の華やかな交歓を楽しむ。

ちょうさの由来

ちょうさのルーツを京都の祇園祭にみる
太鼓台という山車(だし)は、全国各地に分布しているものかと思っていましたが西日本を中心に多いことが判りました。特にその中でも、近畿地方では大阪、兵庫(淡路島が多い)、香川、愛媛、徳島、岡山、広島の各県に多く、九州にも少しは点在しています。もちろんその源流は、京都の祇園祭にあるようです。しかし、定かでない部分が多いので、そうだと結論づけることは避けたいものです。原型は、祇園祭に登場する「かき山」のようであり、安土桃山時代に南蛮貿易で財をなした大阪、堺の豪商が作らせたものが次第に派手になり、文化、文政の頃、現在のように布団を積み重ねた形に変わってきたようです。地方によってその形は変形されて作られ、伝承されていった感があります。

華やかなりちょうさ街道
豊浜ちょうさの伝播ル−ト太鼓台は、香川県では、全域において祭礼に彩りを添えていますが、西讃でも豊浜、観音寺、大野原に大人用の太鼓台が多く、東へ移るほど小型化しています。また、きらびやかさもなくなっているようです。今から150〜60年前に伝わってきたと考えられますが、そのルートについては、定かでない部分も多くあります。それは、いったいどのような交通体系で移り伝わったかということです。一つは、京都・祇園祭をルーツとして、堺岸和田和歌山徳島吉野川沿いに上り、そして曼陀峠を越えて讃岐へ。もう一つは、堺淡路島小豆島海路讃岐へ。三つ目は、摂津播磨備中倉敷讃岐とする山陽道説です。その中で、徳島から吉野川沿いには、昔から太鼓台に藻で龍とか虎を作り、飾り物にしたという伝えがありますが、裕福でなかったであろうその時代の庶民の祭では、飾り物を藻でしか作れなかったのかも知れません。四国において、豪華絢爛で金糸銀糸の刺繍をした、飾り物のある太鼓台の祭として賑わいを見せているのは、香川では、小豆島と三豊地方(特に豊浜町周辺)、愛媛では、新居浜・西条市などですが、徳島から直伝で伝播されたものか、または、豊浜から川之江市・伊予三島を経て新居浜市に至ったものか定かではありませんが、しかしその形態は全くよく似ています。

所変われば名称も変わる
祭礼の一般的な形式は、御輿のお供として太鼓台とか飾り台が神幸式に従うのが多いようです。関東を中心に、山車、京都は、山鉾、関西は屋台・壇尻(この地方の太鼓台「ちょうさ」は、この部類に属するのかもしれない)、九州は山笠と、全国各地で呼称が異なるように、形態も変化しています。徳島県日和佐町の日和佐八幡神社の秋祭に奉納される屋台は、「チョウサ」と呼んでいます。そして掛声も「チョーサジ、イッサンジャーホラー サーセエサーセエ」と言いこの掛声は(「ホラー」の部分が「ソラー」と変わっている)豊浜の「ちょうさ祭」の掛声とほとんど同じです。とすれば、前述の太鼓台伝播の経路も、徳島→吉野川沿いに、ということと合致することになります。
それぞれの地方の太鼓台の名称は?
◆太鼓台みこし(兵庫県丹波地方) ◆太鼓山(丹波、九州) ◆屋台(兵庫県播州地方) ◆千歳楽(岡山県) ◆かき壇尻(兵庫県淡路島) ◆四つ太鼓(和歌山県、愛媛県南部)◆サンマショ(香川県坂出市、丸亀市) ◆サッセー、ヨイヤショ、ヨヤショ(愛媛県南部) ◆ヨイマカ(宮崎県国富町) ◆チョーサイ(広島県安芸郡坂町) ◆バカンチョッサ(山口県下関市) ◆トンテントン(佐賀県伊万里市) ◆ドンデンドン(岡山県牛窓町)

さぬき豊浜ちょうさ祭実行委員会 事務局
TEL:0875-23-3933