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組み立てと用語集

ちょうさの組み立てと用語集

先人の智慧に学ぶ
祭りの支度
子どもたちに伝え継ぎたい

先人の智慧に学ぶ
祭りの支度
子どもたちに伝え継ぎたい

その先に見える
祭りの歓声と景色

10月に入ると各自治会ごとにちょうさの組み立てが始まります。

一年間保管していた台・台車などが倉庫より出されます。
空き地の真中に台が据えられ、担き棒・脇棒が若衆たちによってロープでしっかりと縛り付けられると、高欄・四本柱・雲板などが組み上げられます。そして夜になると、公民館では、昼間に運ばれた掛布団・締・幕などの修繕をしたり、七重に赤布を巻きつけたり、祭前日の夜遅くまでたくさんの作業を行います。
こうして、『 ちょうさ 』が出来上がるにつれ、町内に祭の雰囲気が盛り上がってきます。

また、『 ちょうさ 』の組立てではなく、町主催の自治会長と総代への周知会の総代会、豊浜ちょうさ祭を盛り上げる会、統一巡行の打ち合わせ会、子どもたちが祭りに参加するための学校からの周知会など、いろいろな会議の参加で、祭まで忙しい日々が続きます。

華麗に
ちょうさを飾る
伝統のワザ

『 ちょうさ 』は、大きく分けると、

とんぼ / 七重(しちじょう) / 八つ房(やつぶさ)/  四つ房(よつぶさ) / 隅房(すみぶさ) / 雲板(くもいた) / 金縄(きんなわ) / 掛布団(かけぶとん) / 締(しめ) / 幕(まく) / 高欄(こうらん) / 高欄幕(こうらんまく) / 担き棒(かきぼう) / 脇棒(わきぼう) / 太鼓(たいこ) / 台(だい) / 台車(だいしゃ)

に分けられます。
ひとつひとつの部品は、伝統がある歴史を感じるものばかりです。

特に刺繍部分は、華麗で豪華、見る者の目を奪います。
また、組立てにはまったく釘が使われません。ここに先人の智慧があるのです。

職人たちが作る部品は、熟練した技と長年の勘が命です。
これほどまでに美しいちょうさは自治会ごとに飾りが違い、それぞれのちょうさにファンがいるといいます。