箕浦獅子舞・船渡御 箕浦獅子舞 豊浜箕浦地区で弘化二年(一八四五年)頃から 『 箕浦獅子舞 』 は始まりました。 現在では、豊浜町で唯一の獅子舞として歴史や伝統が守られ受け継がれています。 昭和三十年頃からは、三代目の獅子頭を使用し、太鼓3台の曲打ちに合わせ座敷や野外の敷物の上で舞うようになりました。その主役は獅子舞いは青年が、太鼓打ちは小学生が担当しています。 祭り最終日の早朝、神田神社には、多くの氏子さんたちが集まります。宮司さんの神事の後、神田神社にある1台の御輿に御霊が移されます。 そして小学生の太鼓による 『 箕浦獅子舞 』 が奉納され、御輿が出発します。 急な石段を下りて国道までやってきたところで、待っていたちょうさと合流し、箕浦漁港へ向かいます。 漁港にある恵比須様のほこらの前で再び 『 獅子舞 』 を奉納。 船渡御 それを見届けた御輿が向かった先は、漁船の上です。 御輿を乗せた船は、港の外を魚を呼び込むようにぐるぐると周り、関谷港へ向かいます。 箕浦漁港から関谷港までの 『 船渡御 』 は大漁旗をなびかせながら海の上を進みます。その御輿の姿は、とても勇ましく何とも風流。この風習は、漁師の多かった町ならではだそうです。関谷港へ上陸した御輿は、みたび『 獅子舞 』奉納の後、ほこらを数ヶ所回り御旅所である七福神社へ移動し、本宮の神田神社に帰ってきます。 七福神社